台湾知的財産局(TIPO)は、2026年9月4日より、米国特許商標庁(USPTO)との間で、特許の優先権書類を電子的に交換するPDX(Priority Document Exchange)プログラムを開始しました。
本制度により、米国出願を基礎として台湾で優先権を主張する場合や、台湾出願を基礎として米国で優先権を主張する場合に、所定の手続を行うことで、TIPOとUSPTOとの間で優先権書類を電子的に交換することが可能となり、紙媒体の優先権書類を提出する必要がなくなります。
米国出願を基礎として台湾で優先権を主張する場合
米国出願を基礎として台湾で優先権を主張する場合には、USPTOから発行されたアクセスコードを取得し、台湾出願時に、優先権書類を電子交換により提出する旨を申請書に記載するとともに、米国出願の出願日、出願番号、出願の種類およびアクセスコードを記載します。
台湾出願時にアクセスコードが判明していない場合には、発明特許および実用新案については最先の優先日から16か月以内、意匠については最先の優先日から10か月以内に、所定の手続によりアクセスコードをTIPOへ提出することができます。
台湾出願を基礎として米国で優先権を主張する場合
台湾出願を基礎として米国で優先権を主張する場合には、TIPOにアクセスコードの発行を申請し、そのアクセスコードを用いて米国側で所定の手続を行うことで、電子的な優先権書類の交換を利用することができます。なお、TIPOによるアクセスコードの発行には手数料はかかりません。
今回のPDXプログラムの開始により、台湾・米国間で優先権を主張する際の手続負担や、紙媒体の優先権書類の取得・送付に伴う時間および費用の軽減が期待されます。
制度の詳細については、台湾知的財産局(TIPO)のページをご確認ください。